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恋愛小説「ヘヴンズDream」1

リアルな夢をみた1

 リアルでホラーな夢を見た。

 奇妙な夢から目覚めたわたしは、鬱々とした気分で重い身体をベッドから起こした。

「なんなんだぁ…あの夢…」

 眉間に皺を寄せながら頭を左右に振ると、枕元に置いていた携帯の目覚ましをOFFにする。
 学校に行く用意をしなければと思うのだが、重い身体は動き出そうとしない。

「…さいあく…」

 布団の中で三角座りをし、思わず小さく唸ってうなだれた。
 とんでもない夢。というよりは、超非現実で嫌な夢を見てしまった。

 わたし水木凛は、もうすぐ二十歳の専門学校生だ。唐突だが、わたしが好きな本のジャンルといえばエッセイだし、映画もファンタジーやホラーなどに全く興味はない。漫画もほとんど読まない。なにより、キリスト教信者ではないし、特定の宗教を持たない日本人なのだ。

 ─ それなのに、どうしてあんな非現実でホラーな夢を? 

 さっきまで見ていた悪夢は、つい先日、親友の宮田佐智との間に起こったトラブルのシーンを、全く同じように再現させたところからはじまっていた。そして、その夢はあまりにも突拍子ないストーリーに変化していったのだ。

 過去に、これほど目覚めが悪くなるような夢を見たことがなかった。

 そう…、わたしの最悪な夢とは、こんな感じのものだった。